どうも、うぇんじにあです。
ブロックチェーンを用いたPOSレジ(XPOSという名称)プロジェクト、「Pundi X(トークンはNPXS)」の日本初ミートアップ@東京に行ってきたのでレポートします^^ミートアップで得られた最新情報を記事にします。
記事の目次
Pundi Xとは?
現在、インドネシアを中心に仮想通貨決済ができるPOSレジを展開しているプロジェクトです。トークンはNPXSで、あの有名なBinanceにも上場していますよ!
登壇されたのはPundi XプロジェクトのPeko Wanさん。情熱のあるエンジニアです。
コンセプト
日本では誰もが銀行口座を持っていますが、東南アジアなどの発展途上国では銀行口座を持っておらず思うように経済活動が出来ない人がいます。そんな人々が簡単に決済が出来るようにするためのプロダクトです。
ゴール
Peko Wanさんによると、「ブロックチェーンで信用情報を追跡し誰もが金融サービスにアクセスできるようにする。」事がゴールです。
どんな立場の人も世界中で自由にサービスを受けられるようにするという事ですね!
富の再分配につながると思います^^
XPOSの提供機能
以下のような機能を持っています。
- 様々な方法による決済機能
- 取引所としての仮想通貨売買機能
様々な決済ニーズに対応していますね!!
また、取引所のような機能も持っています。
後で出てきますが安全なハードウォレットとしての決済用カード(X PASS)を使用するので、仮想通貨投資参入障壁が低くなり誰もが仮想通貨市場に参入できる事が期待できます。
- 世界中の購買データ蓄積機能
- インセンティブ付与機能
世界規模の購買データを基にマーケティングが可能です。
XPOSが広まっていけば、業界や事業の垣根を越えて、世界中のどのような客層がどのような物を買う傾向にあるのかを知ることができそうですね。!
また、決済金額の1%が事業者にトークンとして支払われるという事で、XPOSを使うメリットは大きいですよね^^
使用するブロックチェーン
XPOSからの通信を受けて、トランザクション処理を行うのがパブリックチェーンであるイーサリアムのブロックチェーン。
トランザクション処理が完了して決済データを登録する先はプライベートブロックチェーンであるNEM(mijin)のブロックチェーン。
という機能配置になっています。
確かに、イーサリアムのパブリックチェーンのみだとスケーラビリティ問題の課題もあるかと思うので適切なシステム構成だと思います。
決済で使うカードのセキュリティ対策
安全なハードウォレット、XPASSというカードを使用して決済をします。以下2種類があるとのこと。
決済には使わないので自宅で保管する。
決済用カードを無くした際も、セキュリティカードがあれば再発行可能。
セキュリティカードと分離することで、秘密鍵漏洩のリスクを極限に軽減できる。
クレジットカードのスキミング対策
クレジットカード情報を抜き取って悪用する「スキミング」への対策が充実しています。
スキミングをXPOSに仕込むには、機器を分解しなければならない作りになっているんですが、分解した途端にPundiX本部にアラートが上がって即検知出来るようになっているのでスキミング対策万全です。
※不正な分解を検知したら、XPOS内の全データを削除するらしい。バックアップの考慮とかはあるのかな。
各国の規制に併せた機能カスタマイズ
国によって、仮想通貨に関する規制の厳しさは異なります。
どの国のどんな規制にも併せられるように、柔軟に提供機能をカスタマイズ出来ます。
例えば、取引所機能無しで決済機能のみ持たせてXPOSを提供したりする事も可能です。
プロジェクトの進捗
数値情報
3年後に全世界で10万台を普及させることを当面の目標としていますが、2018/6/26現在、既に2万5000台ものXPOSが展開されています。2018年初め頃からスタートして、約半年で目標の25%達成は素晴らしいスピード感です!
提携企業
様々な企業と提携を結んでいっているそうです。
FinTech企業の「wanchain」。
#Pundix team will speak in @wanchain_org meetup in #Jakarta #Indonesia on July 5th! Look forward to seeing you there 😎 Here is the link to register: https://t.co/ideGjlZrCf. #npxs #npxsxem #blockchain #wanchain #meetup https://t.co/aH9emby0bF
— Pundi X Official Account (Pls do not send ETH) (@PundiXLabs) 2018年6月22日
ヨーロッパ最大級の金融カンファレンスである「Money2020」。
ブロックチェーンのストレージサービスを展開する「Genero Network」。(XPOSで決済した購買データをこのストレージに蓄積する予定とのことです。)
これからも提携先が増えて行くことでしょう^^
今後の動き
日本への進出
日本へXPOSを展開するためには以下の3つの課題を解決する必要があるとおっしゃっていました。
- FSA(金融庁)からライセンス取得
- 電波法に関しての認可取得
- 非接触型のPOSレジに関する認可取得
オススメ情報ソース
PundiXジャパンのnannaさんがMedium上で最新情報を日本語配信してくださっています。
ぜひ、チェックして見てください。
NEM XPOSが世界初お披露目されました!!
NEMberにとってはたまらないですが、NEMXPOSが世界初お披露目されました、これは嬉しい!!
ミートアップの中でデモ決済を実際にやってもらったのですが、お手軽に決済できるのを実感できました^^
NEMは日本国内のコミュニティが活発なので、日本向けにシンプルな設計を追求したPOSレジになっています。
取引所機能もありますが、決済機能に特化しとりますです。
今後、NEMXPOSのワークショップを企画して行くということだったので、今から楽しみですね^^
もっと詳しくNEMXPOSについて知りたい人はMediumの以下記事をご覧ください。
Pundi X予報
プレゼンターのPeko WanさんがBinance上場した事を話した時、少し目が潤んでいたのを見ました。
すごく真摯にこのプロジェクトに向き合い情熱を持って頑張っている事が伝わってきましたね!
このようなプロジェクトメンバーが推進するPundi Xはいずれ世界を席巻するソリューションになるでしょう。
規制の問題もあるので、時間はかかりますがやがて全世界にXPOSが展開され誰もが簡単に決済できる幸せな世の中になることが予想されます。現場からは以上です^^
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